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謎の神武東征㊱ 「新羅脱解王」にまつわる謎

「浦島太郎」が「伊支馬」と同一人物だったことは分かった。

では彼を助けた「龍城国」や「龍王」とは何を意味するのだろう。

『三国遺事』には、「龍城国ではかつて二十八人の龍王が人の胎内から生まれ、自ら五~六歳で王位を継承し、万民に正しい生き方を修めさせた」とある。

しかしこの「龍城国」は種子島にあった国で、新羅の「アメノヒボコ(天の昔氏)」によって攻め取られた、倭国連邦の「多児国(タジマ)」であったはずだ。

そして昔氏の王である「脱解王」の以前に「二十八人の龍王がいた」のだから、「種子島の龍城国を二十八人の龍王が代々治めた」のではなく、「二十八人の龍王が代々領土を拡大し、脱解王の代には龍城国の中心が種子島に置かれていた」と見るべきである。

となると「昔氏の王」は代々「龍王」を名乗っていたことになり、「アメノヒボコ」もその「二十八人の龍王のひとり」と言える。


ところでこの「脱解王」には、『三国史記・新羅本紀』に以下の神話がある。

『脱解、本来は多婆那国で生まれた。その国は倭国の東北一千里に在る。
初め、その国王は女国の王女を娶って妻とした。懐妊から七年、大きな卵を産んだが、王は「人にして卵を生むのは不祥である。適当に廃棄せよ」と言った。
その王女は忍び難く、絹布に卵を包み、宝物と一緒に棺(ひつぎ)の中に安置し、海に浮べ、その行く先任を(潮流に)任せた。
初めは金官国の海辺に着いたが、金官人はこれを怪しんで取得せず。
また、辰韓の阿珍浦海岸に漂着した。これは始祖・赫居世の在位三十九年のことである。
その時、海辺の老婆が(船を)縄で引き寄せて海岸に繋留させた。これを開けて見ると、一人の童児が中にいた。その老婆はこれを拾得して養育した。
成長すると身長九尺、風貌は秀逸で明朗、智識は人に優れていた。
ある人の曰く「この児の氏素性は分からないが、流れ着いた時に一羽の鵲(カササギ)が飛来し、鳴きながら随伴したので、この鵲の字を省略して、昔を姓とした。また、箱を解いて出てきたのだから、脱解と名付ける』


「脱解王」は卵から生まれ、海に流された後に老婆に拾われて育てられたのだという。

「卵から生まれる」とは、高句麗の始祖「朱蒙」や新羅の始祖「赫居世」にも見られる話だが、この伝承、どこか「桃太郎」を想像させないだろうか?

次回はこの伝承を詳しく検証してみたい。




続く






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プロフィール

yoshi

Author:yoshi
1977年生まれ。

10歳で「ノストラダムス」本を読み始め、14歳で加治木 義博氏の著書「真説 ノストラダムスの大予言」に出会う。

その後20歳を過ぎてから、生来の「不思議好き」「歴史好き」もあって、加治木氏の著書をもとに独自の考察を加えながら、本格的に「ノストラダムス」「古代日本史」の研究を趣味で始め、現在に至る。

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