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謎の神武東征㉑ 「新羅征伐」は倭国の九州上陸の始まり

では倭国はいつ九州に上陸したのだろうか。

それは卑弥呼をモデルとした『記紀』に於ける、神功皇后の記述が物語っている。

『日本書紀』には神功皇后の新羅征伐の記述が以下のように記されている。

『神功皇后は、夫の仲哀天皇の急死後、住吉大神の神託に従い、お腹に子供(のちの応神天皇)を妊娠したまま海を渡って出兵し、新羅の国を攻めた。

新羅は戦わずして降服し、朝貢を誓い、高句麗・百済も朝貢を約した(趣意)』


旧来この記述は「海を渡って新羅を攻めた」とあるので、「朝鮮半島の新羅を攻めた」と考えられてきた。

しかしこの時点では、卑弥呼と仲哀天皇(ソナカヒコ)のいた国はトカラ列島であり、倭国の本国もまだ沖縄にあったのだから、未だ領有していない九州を飛び越えて、いきなり朝鮮半島に遠征したとは考えにくい。

そして先に見たとおり、「平島新羅」は倭国にトカラ列島を奪われているから、西南諸島にはすでに存在しない。

では彼女の攻めた新羅とは、いったいどこの事なのだろうか。

「平島新羅」がトカラ列島を追われ、鹿児島に移っていた事はすでに検証済みだから、その「開聞岳」のある薩摩半島の南端から海を隔てて東南にあるのが、種子島・屋久島地方であり、そこから西南に海を行けば、ソナカヒコと卑弥呼の国であり、「平島新羅」のあったトカラ列島だ。

だから「多児国を攻め滅ぼした新羅」「神功皇后が海を渡って攻めた新羅」とは、この「鹿児島新羅」以外には考えられない。

だがこの時、鹿児島新羅は戦わずに降伏したとあるが、なぜだろう。

これは鹿児島新羅軍に比べて、卑弥呼の率いた軍勢が圧倒的な大軍だったと考えるべきである。

卑弥呼の軍勢が大軍だった理由は、『日本書紀』にある『住吉大神の神託』から読み取れる。

ソナカヒコの生前の「宝の国を授ける」という「神託」は、すでにソナカヒコが死んだ事で反故になっていたはずである。

しかし『日本書紀』によれば、「神功皇后は仲哀天皇の死後、政務を執った」とあるので、ソナカヒコの死後、トカラ列島に戻った卑弥呼は、老ソナカ王(=住吉大神=津見王)」より「意富加羅(=倭・吐喝喇)の王」として認められ、夫・ソナカヒコの後を継いで女王となったと見るべきである。

何より、卑弥呼は仲哀天皇(ソナカヒコ)の元を逃げ出して、那覇の老ソナカ王の元に居たのだから、老ソナカ王の覚えもめでたく、また、人並み外れた能力を買われてもいたのだろう。

そして老ソナカ王は、卑弥呼に再び「神託」、つまり使者を遣わして新羅討伐の号令を下し、卑弥呼の軍を先鋒に据え、大倭津国より大軍の派遣を決めたので、新羅討伐軍は、「倭・吐喝喇、大天(沖縄)、高津国(台湾)」の「大倭津国大連合軍」となって海を覆ったのだ。

まさに「海の王=大倭津国の津見王」と呼ばれるに相応しいだけの大船団を目の当たりにし、鹿児島新羅は戦意を失ったと見るべきだろう。

これは仏教の教えの通り、なるべく血を流さずに敵を大軍で圧倒して戦意を挫くのが、始祖・チャンドラグプタが大軍を率いてセレウコス1世を圧倒し、インダス川流域を守って以来、ソナカ一族の伝統的な戦術・兵法であったからに他ならない。

つまり「神功皇后の新羅征伐」とは、大倭津国連邦による、多児国を攻め滅ぼした新羅に対する報復行動だったのだ。

また、大倭津国が多児国に一大拠点を置いていた理由は、九州に大倭津国の領土を広げて仏教圏を拡大するためだったから、この新羅討伐は、大義名分を掲げて九州に堂々と進出する絶好の機会だったに違いない。

これら『日本書紀』に記された「新羅征伐」にはじまる神功皇后の遠征が、倭国が九州に拡大進出した始まりだったのである。








続く
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では倭国はいつ九州に上陸したのだろうか。それは卑弥呼をモデルとした『記紀』に於ける、神功皇后の記述が物語っている。『日本書紀』には神功皇后の新羅征伐の記述が以下のように...

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プロフィール

yoshi

Author:yoshi
1977年生まれ。

10歳で「ノストラダムス」本を読み始め、14歳で加治木 義博氏の著書「真説 ノストラダムスの大予言」に出会う。

その後20歳を過ぎてから、生来の「不思議好き」「歴史好き」もあって、加治木氏の著書をもとに独自の考察を加えながら、本格的に「ノストラダムス」「古代日本史」の研究を趣味で始め、現在に至る。

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