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謎の神武東征⑦ 「ツヌガアラシト」の来訪ルート

また「ソナカシチ」は、大隅語で「牛の頭」を「ソのカシラ」が訛った「ソナカシタ」と発音するのに近い。

朝鮮語で「牛=ソ」と読むのと同じ発音であるが、これは牛の頭、すなわち「牛頭(ゴズ)天王」の事で、先に見た「ツヌガアラシト」の別名の「ウシキアリシチ」の「ウシ(牛)」である。

伝承では「牛頭天王」は、インドの釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神とされ、祇園神という祇園信仰の神で、陰陽道では天道神と同一視されており、神仏習合では薬師如来の垂迹(仮の姿)であるとともに、スサノオの本地(本来の姿)とされ、京都祇園祭の祭神でもある。

となると「牛頭天王」は「薬師如来」「スサノオ」と同一という事であり、「仏教」とは切っても切れない関連だという事だ。

そして「牛頭=牛の頭=ソナカシタ(ソナカシチ)」なのだから、やはり「ソナカ」は仏教宣布団の指導者であった可能性が高い。

この事は後で詳しく検証するとして、この薬師如来の「薬師=ヤクシ」は「屋久之」と当て字でき、これに「国=マ」をつけると「屋久之国=ヤクシマ(屋久島)」となる。

また『日本書紀 5巻の2』には、「任那は、筑紫國を去ること二千餘里。北、海を阻て以て鷄林の西南に在り」と記されているが、『謎の神武東征①』で見たとおり「筑紫國」は「チクシマ=竹島」の事である。

「鷄林」は上古代の中国語の発音では「チリン」となるので、鹿児島県開門地区にある「知林ガ島=鷄林ガ之国(チリンガシマ)」であり、その「竹島」「知林ガ島」の西南にあるのが吐喝喇(トカラ)列島で、ツヌガアラシトが来たとされる「意富加羅」を「イトカラ」と読むと「イ・トカラ=倭・吐喝喇(倭の吐喝喇)」となる。

そしてこのトカラ列島にある宝島の中心には「イマキラ岳」という山があるが、これを「ミマキ・ラ=御間城・国」だとすると、「崇神天皇の名である御間城を国名にした」との記述と一致するではないか。

また『魏志倭人伝』によると、「對海(対馬)國から末盧(松浦)國までが二千餘里である」という記事がある。

これは「筑紫國〜意富加羅間」と同じ距離だ。

この対馬の南端である神山から長崎県松浦市までの距離を、竹島〜トカラ列島間に当てはめると、竹島からトカラ列島最北端の口之島までの距離とほぼ一致するのだ

つまり、「任那は、筑紫國を去ること二千餘里。北、海を阻て以て鷄林の西南に在り」とは、「ミマナは、竹島を南西に去ること二千余里、竹島の北には海を隔てて知林ガ島があり、以てその西南にあるトカラ列島の事だ」読むべきである。


となると「ツヌガアラシト」が「出雲(島根県)を経て、越の国の角鹿(敦賀・福井県)の笥飯(気比)浦に来た」とする『日本書紀』の記述は、どうなるだろうか。

「ツヌガアラシト」の本国がトカラ列島だとするならば、島根を経由して、敦賀の気比に来たのでは余りに遠回りである。

トカラ列島から上陸するには、島根よりも九州が近いことは常識であり、その中でも鹿児島が最も近いのだから、出雲もこの地域にあったと見るべきである。

地図を見てみると、八代海に面した所に鹿児島県出水(イズミ)市がある。

「出水(イズミ))」と「出雲(イズモ)」は一見して似た発音である事が分かるが、これをアルファベットで表記してみると、「イズミ=izumi」「出雲=izumo」で、最後の「i」と「o」が違っているだけだ。

では「角鹿(ツヌガ)」はどうだろう。

沖縄語では「ツ」を「チ」と発音する場合も多く、また古い日本語の特徴として「我(ガ)」は、古代には「カ」と濁らずに発音していた。

となると「ツヌガ=チヌカ」であり、これは耳で聞くと「チンカ」とも聞こえるが、実は沖縄語では「チンカ=天下」との意味なのだ。

では「天下=チンカ」とは何を指すのか。

沖縄は今でも土地の人には「ウチナー」「ウチヌ」と呼ばれている。

このうち「ウチナー」は江戸時代に新井白石が「沖縄」と当て字したものの語源であるが、「ウチヌ」の「チヌ」は「チヌ→チン→天」であり、「ウ」は「大=ウ」であるから「ウチヌ=大天」で、「沖縄=ウチヌ=大天」となる。

そして「天下」とは「天の下」との意味の他に「天から下る」との意味もあるから、「大天から下る」、つまり「沖縄から(ヘ)下向する」と捉えると、「ツヌガアラシト(=ソナカシチ)が角鹿(=チンカ=天下)に来た」とは「沖縄から下向した」のか「沖縄へ下向した」と見ることができる。

以上を踏まえて地図を見てみると、沖縄本島にほど近い沖永良部島に「知名町」がある。

これは「知名=チィナ=チィ国」で、沖縄語では「キ」を「チ」と発音するから「チィ=キィ」、さらに沖縄語の「カキクケコ」は「カキクキク」であるから、「キィ=ケィ」となり、古語で「イ」は「ヒ」と表記するから「ケィ=ケヒ」。

つまり発音変換すれば「知名=ケヒ国=笥飯国」となるのだ。

これを「コジツケだ」と思われるかもしれないが、この沖永良部島には「越の国」に相当すると思われる「越山(=コシヤ・マ→コシヤ・国→コシナ・国→コシノ・国→越の国)」がセットになって存在している。

そして『日本書紀』は「ツヌガアラシト」の来訪ルートを「出雲(出水)を経て越の国(越山)の角鹿(天下=沖縄から下向した先)の笥飯(ケヒ国=知名)浦」としているが、これは地理的関係上、前後が逆になっている事は明白で、正しくは「沖縄を経って沖永良部島・トカラ列島を領土に加え、出水に着いた」とするべきである。







続く
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まとめtyaiました【謎の神武東征⑦ 「ツヌガアラシト」の来訪ルート】

また「ソナカシチ」は、大隅語で「牛の頭」を「ソのカシラ」が訛った「ソナカシタ」と発音するのに近い。朝鮮語で「牛=ソ」と読むのと同じ発音であるが、これは牛の頭、すなわち「...

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プロフィール

yoshi

Author:yoshi
1977年生まれ。

10歳で「ノストラダムス」本を読み始め、14歳で加治木 義博氏の著書「真説 ノストラダムスの大予言」に出会う。

その後20歳を過ぎてから、生来の「不思議好き」「歴史好き」もあって、加治木氏の著書をもとに独自の考察を加えながら、本格的に「ノストラダムス」「古代日本史」の研究を趣味で始め、現在に至る。

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