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謎の神武東征㉞ 「山幸伝説」と「おとぎ話」の共通点

ところで『三国遺事』には、先に見た「新羅・脱解王」について以下の記事が掲載されている。

「私は本来は龍城国の人(または正明国という。あるいは琓夏国、琓夏、あるいは花廈国ともする。龍城は倭の東北一千里に在る)。我が国ではかつて二十八人の龍王が人の胎内から生まれ、自ら五~六歳で王位を継承し、万民に正しい生き方を修めさせた。而して八品の貴姓があるが、競い合うことなく、皆が王位に登った」

何と、新羅の「脱解王」は龍王の治める「龍城国の人」だと言う。

先に見た朝鮮の正史である『三国史記』は「脱解、本来は多婆那国の生まれ」とし、多婆那国は「倭国の東北一千里に在る」と、地理的条件も龍城国と一致しているのだから、「多婆那国=龍城国」だ。

この「龍城は倭の東北一千里に在る」との注釈は、先に見た屋久島と種子島の位置関係に一致し、「脱解王」は種子島を領有した「昔氏の王」なのだから、やはり「龍城国=多婆那国」が種子島にあった事は疑いない。

そしてこの「龍城国」こそ、「山幸=ホオリ=神武天皇」が訪れた「綿津見神の宮殿」、すなわち「竜宮」ではなかったのだろうか。

また「ホオリはそこでで三年間暮した」とあるが、これも「神武天皇」が「吉備国に入り、高島宮の行宮をつくって三年又は八年滞在して船と兵糧を蓄えた」とする記事と一致する。

何より、この「山幸が綿津見神の宮殿に行く」件は、私たちが「浦島太郎」として知っている物語とそっくりである。

「浦島太郎」は助けた亀に乗って竜宮を行き来するが、これは神武天皇たちが速吸門(ソキウのト)に差し掛かった時、亀の甲羅に乗って釣りをしながらやって来た、「椎根津彦(シイネツヒコ)」を連想させる。

何より「海幸山幸」と「浦島太郎」の重要なモチーフは、以下の通り全部一致している。

1 主人公は海へ釣りに行く。

2 海を渡る。

3 海の向こうの不思議な国へ行く。

4 美しい宮殿に迎えられる。

5 結婚する。

6 相手はその国の王の美しい姫。

7 しかしその正体は人間ではない。

8 それは神に近い霊的な生物。

9 竜も亀も海に住む霊的な爬虫。

10 不思議な楽しい結婚生活を送る。

11 その期間は3年間。

12 夫は故郷に帰りたくなる。

13 贈り物をもらう。

14 それは「玉」の名の付く宝である。

15 妻が夫に何かを禁止する。

16 夫は「守る」と約束する。

17 夫のホームシックは重症化。

18 夫は故郷に帰る。


また『記・紀』にある「海幸・山幸物語」には、山幸の妻(トヨタマヒメ)が「出産の様子を見るな」と止めたのに、山幸がのぞき見すると、妻は竜(古事記では八尋鰐)になっていたと言う。

正体を見られたトヨタマヒメは夫の山幸と離婚し、皇子を「真床覆衾(マトコオウフスマ)」に包んで渚において帰るが、これも「鶴の恩返し」と似たような内容だ。

またこれは、浦島太郎が乙姫から「玉手箱を開けてはならない」と言われたが、結局開けてしまった内容と相通じる。

よって、以下の2つも一致することとなる。


19 夫は妻の禁止を忘れて約束を破る。

20 そのため二人は永遠に別れてしまう。





続く
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テーマ : 歴史&スピリチュアル・ミステリー
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プロフィール

yoshi

Author:yoshi
1977年生まれ。

10歳で「ノストラダムス」本を読み始め、14歳で加治木 義博氏の著書「真説 ノストラダムスの大予言」に出会う。

その後20歳を過ぎてから、生来の「不思議好き」「歴史好き」もあって、加治木氏の著書をもとに独自の考察を加えながら、本格的に「ノストラダムス」「古代日本史」の研究を趣味で始め、現在に至る。

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